ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

《コラム的に》”政治に対する無関心”の原因と喚起の方法

先日、読者さんから、

 

不正統計問題ってすごく重大な問題だと思うんだけど

ニュースでもそんなに大きく取り上げられてないよね。

メディアの問題もあると思うけど

日本人の政治に対する無関心も大きいと思う。

政治への無関心の原因ってなんだと思う?

 

という質問をいただきました。

これを奇貨として壮大な質問に対する答えを考えてみたいと思います。

 

*注*

どっかから根拠を引っ張ってくるというような感じではなく

私のこれまでの経験からの”感覚”なので

当たってるとか当たってないとかそういう性格のものではない。

ということをご承知おきくださいませ(ませ)。

 

《目次》

 

 

考えられる”無関心”の要因たち

1.生活と政治が繋がっているという実感がない

考えられる要因の1つ目として、

”政治”と”私の暮らし”が直結している感覚を持ちにくい

があるんじゃないかなと思います。

 

 

例えば今問題になっている統計不正。

'04〜'17の間小さく見積もられていた時は、

失業手当などが本来もらえる額よりも少ない額でした。

とニュースは報じました。

その後、統計って大事なんですよという話はされますが、

統計は”私にとってどう大事なのか”というお話はされませんでした(たぶん)。

 

それは失業者にとっては大問題かもしれないけれど、

失業していなかった私にとっては関係のない話だ。

 

と考える人は多いと思います。

 

統計不正(政治) ←→ 失業者

の関係はわかるけれども、

統計不正(政治) ←→ 私

 

は、どこでどう繋がるのか。

そこを改善することで私にどんな利益があるのか。

それを放っておくと私はどんな不利益を被るのか。

などなど…政治課題と私の関係性が見えにくい、わかりにくい。

というのがあるのかなと思います。

 

2.政治は”勝手に行われている”という感覚

テレビやネットの政治ニュースって、

『大の大人がヤイヤイしてガーガー言い合う』

みたいなところが映し出されることが多いのかなと思います。

 

そのヤイヤイ・ガーガーに至るまでの文脈がもちろんあるわけなんですけど

短い時間の中で『なぜそうなったのか』はなかなか伝えられません。

で、一番衝撃的な部分だけを切り取って放映されます。

 

例えば今回の統計不正では野党が根本大臣の罷免を要求しました。

新聞やテレビもその部分を大々的に報じました。

でも、関係ないと思ってる人からしてみたら、

 

百歩譲って統計不正が重要な政治課題だとして、

大臣を辞めさせることがこの問題の解決にどう繋がるのか。

 

と感じると思うんですよね。 

政治は自分たちの思いを無視して勝手に進められてしまうもの。

という感覚を抱き関心を持てなくなってしまうんじゃないでしょうか。

 

3.余裕がない

個人的にはこれが一番大きいと思います。

 

政治ってややこしそうだし

どういう流れで物事が決まるのかわからない。

ニュースで色んな話題が出るけれど

どのニュースとどのニュースが関連しているのかわからない。

知るためには自分で情報とってこないといけないけど…

 

そんなことしてる余裕なんかない

 

って人が大半だと思います。

朝早くから夜遅くまで働いては仕事のことを案じ

職場や友人、彼氏/彼女との人間関係に思い悩む。

常に何かに追われてますよね。

そんな中で”政治の心配”なんかしてる余裕ないと思うんですよね。

 

知ってないといけない気はするけれど、

知らなくても支障なく生きていける。

『とりあえず今はいいや』

ってなると思うんですよね。

致し方無いと思います。

 

そもそも”政治に関心がない”のか

ほんとにみんな政治に関心がないんですかね。

1対1で話すと結構”政治的”なことを話したりするんですよね。

学費しんどいとか、消費税やばいとか、車検辛いとか。

みんなそこまで関心ないことないと思うんですよ。

でたぶん、それらが政治に関わってるってのも実感あると思うんですよ。

ただ、それを声を大にして言えないってことなのかなって感じます。

 

なぜ声を大にして言えないか。

 

1.自分一人が言ったところで…

不正統計の問題でも一部の人は、

『これは自分の問題だ』

と実感する人もいると思うんです。

 

けど、

『こんなこと考えるのは自分だけだろう』

『自分ひとりが言ったところで何も変わらないだろう』

という思いも同時に去来すると思います。

 

学校の文化祭の出し物はやんちゃな子が提案したものに決まります。

会社の会議は予定調和で上役の意に沿ったものに決まります。

 

これらの”成功体験”から、

『自分ひとりの声が影響を与えると思えない』

と感じ、声をあげなくなるんじゃないかな。というのが1つ。

 

2.主張することの怖さ

自分の意見を主張するのって怖くないですか?

正しいか間違ってるかわかんない。

反論されるかもしれない。

糾弾されるかもしれない。

ものすごいリスクがつきまといます。

しかもこと政治となると色んな声の大きい人が湧いてきます。

 

せっかく勇気を持って

「自分の意見」

を表明したのに、

訳知り顔で…

 

「君の意見は稚拙だ」

とか

「それは間違っているよ」

とか言われるとやる気なくしますよね。

 

これが結構大きな問題なんじゃないかと思います。

 

”関心”を喚起するには

どうすれば政治に”関心”を持ってもらえるのか。

意見の表明を妨げない

自分の話しで申し訳ないですけど、

高校の時オーストラリアに1年間留学してました。

 

その時、色んな課題や問題について向こうの人と話す機会がありました。

気候変動や捕鯨問題などなど。

その時いつも

「あなたはどう思うの?」

と聞かれました。

 

「世間でどう言われているかは一旦置いといて、

日本政府の立場はとりあえず置いといて、

今、目の前で私と話している”あなた”はどう考えるの?」

 

という問いです。

 

向こうでは当然のことかもしれないんですけど

そういうことに慣れていなかった私は

文字通り

”突きつけられている”

と感じました。

 

世間の意見や政府の見解を差し出す方がよっぽど楽なんですよね。

どう反応されても自分は傷つかないから。

反対される、間違いを指摘される、ことが怖かったんです。

 

ただ、どんな意見を表明しても、

それがどんなに稚拙でその人と相いれなくても、

彼らは私の意見を一旦引き受けてくれました。

そのことにとても安堵し、徐々に意見の表明をしていけるようになりました。

どんなに稚拙でも間違ってても指弾されたり激しく糾弾されたりしない。

そういう土壌を醸成するのが大事なんじゃないかなーと思ってます。

 

政治の役割

そもそもですが、

意見の表明

が政治のスタートだと思うんですよね。

それを集約して制度化(法律に)するのが政治の仕事だと思うから。

 

ともすれば”方法論”にまで話が行きがちな政治論議

 

「学校教育をもっと充実させてくれ!」

と意見すると、

「予算はどうするんだ!」

って声が飛んでくる。

 

 

すごいよくある。

 

けど、

『そんなん知らんがな』

って話です。

そんなもの高いお給料もらってる政治家や官僚の仕事です。

 

 

 

「給料少なくてしんどい!」

と言うと

「お前の努力が足りない!」

と返ってきたりもします。

 

けど、

『そんなん知らんがな』

って話です。

他にも沢山いるのであれば努力の問題ではないかもしれない。

 

きちんと制度化するには、

沢山の意見が必要なんですよね。

 

政治ってすごくハードルが高い気がしますが、

実はすっごくハードルが低い。

ただただ自分が抱く社会的な不満が政治なんだ。

それを言っても良いんだ。

それが始まりなんだ。

 

ってことが社会的に認知されていくことで

政治への関心は高まっていくのではないかな。

 

 

というのがとりあえずのよこやま的結論です。

すごい軽い気持ちで書き始めたらすごい時間かかってしまった。

そして出だしの流れと終わりが微妙にずれてしまってる気がしますが

書き直す気力がないのでこのままアップします。

ご査収くださいませ。