先日のアメリカの話の続きです。
アメリカはここ数年銃乱射事件が頻発しており、ついに高校生が立ち上がるにまでいたりました。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9743.php
でここ最近の状況を調べてもガンガン活動してるのがわかります。
↓銃規制に反対するグループのページ↓
March For Our Lives
↓ニュース↓
▼March for Our Lives sends message to Alabama State House(アラバマ州議会にメッセージ)
http://www.wbrc.com/story/38791877/march-for-our-lives-sends-message-to-alabama-state-house
等々、「継続した動き」になってます。
アメリカ市民の多くが銃の恐怖を”実感”している中で、「もう沢山だ!」と感情的に発露されたメッセージは胸を打つものがあったと思います。
著名人も次々に連帯の意を示し、
アリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、デミ・ロヴァート、ジェニファー・ハドソン、ジョージ・クルーニー、スティーブン・スピルバーグなどが運動への参加や寄付を表明しています。
彼らの”標的”とされているのが、全米ライフル協会(NRA)。
詳しくは2017/10/9に書いた「銃規制に踏み出せないアメリカ」をお読みいただきたいのですが、資金力を背景に大きな力を持っている組織で、ここから献金を受けている議員は数多くいます。
ここがポイント。
政治ってお金かかるので、資金があるところと結託するのはよくある話ですし思想的に合致するのであれば受け取ればいいと思いますが、そもそも議員は選挙に通らないと”価値がない”わけです。
ということは
「お金が入ってくること」よりも「選挙に勝つこと」が優先されます。
もし、『NRAからの献金があることで選挙に勝てない』と議員が判断するのであれば、NRAとは距離を置き始めることになるでしょうし、March For Our Livesとの連帯が選挙に有利なのであればそちらを選ぶでしょう。
アメリカってその辺結構ドライというか、合理的というか、そういう部分があるなと思っているので、”そう”判断する人が出てきてもおかしくない状況だよなと私は見ています。
それが「銃規制に踏み込める可能性はある」と私が考える理由です。
さて、その試金石となるのが11月の中間選挙。
トランプ政権の2年間の評価とともに、まず間違いなく「銃規制」が争点の一つになるでしょう。
ココに向けて運動も高まっていくはずです。
この先どうなるか。アメリカはどう考えるのか。変わるのか変わらないのか。
気にしながら見ていきたいと思います。