日本国内書くことありすぎて何を書こうか迷うくらいないんですけど
想像以上のひどさで疲れて切ってます。
こんな感じで→_| ̄|○
なので息抜きに海外情勢書きます。
そもそものお話
ここ2,3日でリスク回避で円が買われてます。
(2016/4/30「安全資産としての円」参照)
今は、ドル/円が108.6円くらい。
1週間前は111円くらいだったので3円近く変動。
ユーロ/円が125.4円ですが、これも1週間前は130円あたりでした。
この背景になにがあるのでしょう。
という、そういう話です。
イタリアの政情不安
一番大きいのはイタリアの政情不安です。
めっちゃ前、3月5日にこんな記事流したんですけど覚えてる人いますか?
いませんよね。私も忘れてました。
この停滞が今になって影響してきた形。
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そういえばイタリアで総選挙が行われていました。完全に抜けてました。
中道左派、中道右派、極右の三つ巴で過半数を取ったところがなくイタリア政治は停滞しそうです。
▼イタリア総選挙、どうなる連立シナリオ:識者はこうみる(2018/3/5)
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今ヨーロッパの主要課題は《移民問題》です。
たぶん票取れるんでしょうね。
インベーダーっぽく見えますもんね。
「私たちの生活が苦しいのはインベーダー(=移民)が悪いんです。それを取り除けば楽になりますよ。」
って主張はとても分かりやすい。
今が苦しいから何かを変えなければいけない!
っと言って「抵抗勢力」を作り上げて集票するのは洋の東西を同じなのかも知れませんね。
日本でも小泉政権時の自民党や、維新の党が記憶に新しいところです。
話がそれました。戻します。
三つ巴になった政局は、
大衆迎合的な製作を掲げ第一党となった「五つ星運動」と反移民を掲げる「同盟」が組んで政権を担うことになりました。
▼イタリア次期政権への懸念 (’18/5/28)
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO3102653027052018PE8000/
首相に指名されたコンテ氏は反EUを掲げる人物を経済大臣に任命しようとしましたが、大統領がこれを固辞。
イタリアでは大統領が首相および閣僚を指名しますが、
閣僚人事は首相にあるため2党は
「人事権への介入だ!」と激怒し、
再選挙を求めており、9月9日の再選挙が濃厚となってきました。
▼イタリア:9月選挙も-大統領が閣僚人事介入、ポピュリスト組閣断念(’18/5/28)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-27/P9EHOQ6VDKHS01
再選挙ではEUと距離を置きたい現政権が勢力を増す可能性は高く、イギリスの二の舞いになりかねません。
EU第3位のイタリアが脱退となればEU、ひいては通貨ユーロへの影響は大きく、
投資家もその点を非常に懸念しており、よって円が買われている。
という状況です。
これも多方面に影響与えそうな話ですよね。
ただ、今年は1ヶ月で状況ころっと変わったりしますし9月に世界はどうなってるんでしょうね。
そして今回は《海外リスク》というくくりで米中の貿易戦争も書きたかったんですけどイタリア問題でいっぱいいっぱいになりました。
こちらもまた機会があれば。