ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【ロシアゲート疑惑とは】

お伝えしておりました通り、

現在アメリカを大きく揺るがしているロシアゲート疑惑について書いていきます。

前回ロシアゲート事件と書きましたがまだ

事件化はしていませんので疑惑で統一します。

ロシアゲートという不可解な名前は

1972年に始まったウォーターゲート事件に由来します。

(詳しくはWikipedia等をご参照いただければ幸いです)

 

ウォーターゲート事件とは、

大統領選での再選をめざすニクソン大統領(共和党)が、

民主党候補者の事務所(ウォーターゲートビル)に盗聴器を仕掛けたことに関与していたことがばれて

最終的に辞任に追い込まれた事件です。

 

ロシアゲート疑惑はなぜ問題か

『トランプの大統領当選にロシアが関わっているのではないか』

という疑惑が持ち上がったため

『トランプ自身が警察に介入して疑惑追求をやめさせたのではないか』

というのがすっごい簡単なまとめです。

 

そもそもなぜこれが問題になるのか。

というところから。

 

”国家の三要素”というものがあります。

・領土

・国民

・主権

の3つです。

この3つが揃って初めて”国家”となります。

ちなみに『傀儡国家』という言葉がありますが

これは3つのうち主権を有していない、

つまり自国のことについて自国で決定することができない

国のことを指します。脱線でした。

 

話戻します。

ロシアゲート疑惑がなぜ問題になるかというと

国家の三要素のうちの主権をロシアに明け渡すことに繋がるからです。

ロシアがトランプを介してアメリカの国家運営に影響を与えているかもしれない。

という”疑惑”が問題をココまで大きくする最たる理由です。

なので、現在調査中ではありますが、これで

『トランプが直接関与してましたよー』

という結論が出てしまえば即刻罷免となります。

当然っちゃ当然の話しですね。よりによってロシアですし。

 

疑惑のポイント

上にも上げましたがポイントは2つ

1.ロシアとの共謀に直接関与したか

2.捜査の妨害はあったか

です。

 

《1.について》

大統領選へのロシアの関与は例えばこんな感じ。

 

ウィキリークスのメール暴露はロシアと結託、クリントン氏が非難(’17/10/16)

http://www.afpbb.com/articles/-/3146858

 

民主党候補者だったクリントン陣営に不利になるような情報が

ロシア発信で流されたりサイバー攻撃を加えられたり…

といったようなものです。

昨年末には外交問題にまで発展しました。

 

オバマ米大統領、露サイバー攻撃への具体的措置を約束(’16/12/16)

http://www.bbc.com/japanese/38337693

 

これらの問題にトランプが直接関わっていたか。

というのが問題の一つ目です。

ちなみに元トランプ政権の高官でありトランプの右腕だったマイケル・フリン氏はロシア高官との接触をうけて2月に辞任に追い込まれています。

 

米大統領補佐官が辞任 ロシア高官との接触めぐり(’17/2/14)

http://www.bbc.com/japanese/38965629

 

トランプ政権はこれがフリン氏の”暴走”だったとしています。

 

《2.について》

フリン氏辞任の翌日、

トランプは当時FBI長官であったコミー氏をホワイトハウスに呼び

フリン氏への捜査を止めるように求めたと言われています。

ことの真偽はわかっていませんが仮に本当であれば

司法への国家介入ということで大変な問題となります。

コミー長官とトランプ氏のやり取りは以下に詳しいですのでご参照ください。

 

▼【コミー元FBI長官が証言】トランプ大統領との会話をメモ⇒報道機関にリークするため友人と共有していた(’17/6/8)

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/08/james-comey-testifies_n_17003802.html

 

そして先日、フリン氏がFBIと司法取引をしたとの情報が流れました。

 

▼クシュナー氏が接触指示か フリン氏司法取引(’17/12/2)

https://mainichi.jp/articles/20171203/k00/00m/030/098000c

 

これが問題の2つ目です。

5月時点のものですがこの件の経緯をわかりやすく説明してくれている画像(毎日新聞より拝借)がありましたのでコメント欄に載せておきます。

 

最後に

フリン氏の協力により全容解明が一気に進む。かもしれません。

疑惑が真であれ偽であれ、アメリカに与える影響はかなり大きいですし日本に被る影響も大きいです。

個人的な懸念点を1点あげて終わることにします。

 

昨日政権に大きな打撃を与えかねない出来事が起こりました。

 

▼米アラバマ州上院補選:民主勝利、ムーア陣営はまだ敗北認めず(’17/12/13)

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-13/P0VROX6TTDS001

 

ここアラバマ州は昨年の大統領選でトランプ氏が取った州です。

過去のセクハラ疑惑が影響したとも言われていますが

トランプ氏の求心力が落ち始めていると見る向きもあります。

 

アメリカは中間選挙を来年(2018年)に控えています。

共和党内で『トランプでは戦えない』という空気が広がれば

政権が一気にレームダック(死に体)化する可能性は低くありません。

先日の来日時の騒ぎでもわかるように

日本はトランプ個人との親睦を深めることにリソースの大半を割いてきました。

『彼が政権トップにいなくなる』ことを想定しているのか。

その際のプランBはあるのか。

と大変不安になるところです。

 

日本の現政権は『クリントン大統領誕生』を信じて疑わなかったために

かなり大きい外交カードを切らざるを得なくなった痛い過去があります。

(2016/12/9【安倍首相真珠湾訪問の理由】参照)

疑惑の解明とともに、こちらにも注目していきたいなーと思っております。

以上です。