ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【フランス大統領選:結果とこれから】

▼仏大統領選 「マクロン氏の勝利確実」(’17/5/8)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170508/k10010973131000.html

 

というわけでフランス大統領選の結果が出ました。

下馬評通りのマクロン勝利に

フランス国民もほっと一息かと思いきや

案外そうでもないっぽいのでそのあたりを中心に。

 

大統領選の結果

昨日行われたフランス大統領選は

マクロン候補:66.06%

ル・ペン候補:33.94%

の得票率で、マクロン候補の勝利が決定しました。

イギリスやアメリカのようなサプライズはなく

EU堅持の姿勢を打ち出すマクロン候補の当選に

関係者(特にドイツ)はほっと一安心といったところでしょう。

歴代最年少(39歳)大統領の誕生に

フランス国民も破顔一笑かと思いきや

実はそうでもないらしいんです。

 

”消去法”で選ばれたマクロン

今回の決選投票では、白票・無効票がかなり多かったそうです。

 

▼フランス大統領選で無効票・白票が50年ぶりの多さ「どちらの候補も信条に合わなかった」の声(’17/5/8)

http://www.huffingtonpost.jp/2017/05/07/white-vote_n_16473836.html

 

これは、

「排外主義のル・ペンは論外だけど、金融界の寵児で新自由主義者マクロンも嫌だ」

という国民(主に労働者層)の心情の表れでした。

 

フランスのこれから

フランスでは大統領選挙の翌月に議会下院に当たる定数577議席

国民議会(日本でいう衆議院)の選挙が行われ、

新しい議会の多数派から首相が選ばれ内閣が形成されるのが通例だそうで

マクロン氏の政治団体「前進!」はこの選挙で過半数議席獲得を目指しています。

円滑な議会運営にむけて最初の山場が国民議会選挙になるでしょう。

ル・ペン氏も今回の決選投票で1000万票以上を得ており

EU・反移民的感情はくすぶり続けています。

 

これほんとどういう形で収束するんでしょうか。

まったくわかりません。

第一次大戦で焦土と化したヨーロッパで二度と同じ惨禍を繰り返さない。

という理念のもと始まったヨーロッパ統合の動き、その上にできたEUですが

それが各国の”火種”となってしまっているとは皮肉なものだなーと思います。

この先どうなるんでしょうね。どうなるんでしょうか。