ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【改造内閣の陣容から見る安倍氏の狙いとこれから】

都知事選は予想通りの結果になりました。

保守が分裂したにもかかわらず

野党統一候補の鳥越氏が大敗したことで

民進党の一部からは不満も聞こえ始めました。

民進党はそもそも右から左まで幅広くって

一枚岩じゃないのよね。

9月にの党代表選がありますが

野党統一の是非が争点になりそうです。

前代表の岡田氏の意向はどこにいくのか

と書いていくといきすぎるのでこの辺で。

 

内閣改造とは

首相は憲法により大臣の任命・罷免権を付与されています。

と同時に党の総裁として党内ポストの人事を行うことができます。

 

党のポストっていうのは

幹事長だったり選挙対策だったり国会の運営対策だったりと色々。

いろんな役職を経験することで箔がつくし

「党にとって重要な人」ということで選挙の協力を得やすくなります。

 

また自民党議員の多くが「大臣になってなんぼ」みたいな謎の考えがあるので

その大臣欲を満たしてあげることで懐柔する。

的な手法で使われます。なんじゃそりゃ。

(大臣なんてそうとう知識ないとできないのにね。

むしろ専門性問われるのにね。

ど素人でも回せるということはそれだけ官僚の能力が高いということです。)

 

この人事権をしかるべきタイミングで使うことで

党内での強大な影響力(権力)を保つことができます。

衆議院選挙が中選挙区制から小選挙区制に変わったことで

党内影響力が肥大化しすぎているという指摘もありますが

これはまた今度にします。

要は、人事権を行使することで党内に睨みをきかすことが

内閣改造の目的です。

 

配置から見る安倍氏の狙い

今回注目すべきは、

稲田朋美氏の防衛相起用
二階俊博氏の幹事長起用

2点だと私は見ています。

 

稲田朋美氏》

稲田氏は安倍氏と国家観が非常によく似ているため

安倍氏ポスト安倍の一番手にしたいと考えています。

「自分が退任した後も

彼女なら理想の国家を作ってくれるだろう」

と信じています(たぶん)。

基本的に大臣への重用は

衆議院議員の場合『当選回数5回以上』が目安とされているそうです。

(これも意味わかんないよね)

稲田氏は当選4回ですが第二次安倍内閣時に

内閣府特命担当大臣」なるものに任命されています。

この時当選回数3回。

そして今回は安保法案にも関係する防衛大臣という超重要ポストに就任。

安倍氏の期待の表れです。

 

二階俊博氏》

幹事長職に任命された二階氏は

数日前に「(党則を変更して)安倍氏の任期延長を考えてもいいのでは?」

と発言して注目を集めました。

総裁(党のトップ)は連続して26年までと決まっています。

基本的には総裁が首相となるので

6年を迎えた時点で総裁選が行われ選ばれた人が首相となります。

安倍氏の総裁任期は2018年の9月まで。

改憲の手続きや議論には膨大な時間がかかるため

悲願憲法改正を自らの手で実現するためには

任期の延長が必須です。

そこで党内の「カネ」と「人事」を掌握する幹事長職に

二階氏を据えることで『任期延長やむなし』の空気を作りたい。

という狙いが透けて見えます。

 

キーマンとなる石破氏

安倍体制盤石!

かと思いきやそうは問屋が卸さないのが政治の世界です。

これまで安倍政権下で仕方なく大臣職に就いていた石破茂氏が

安倍首相からの農水相への打診を固辞。

閣外へ出ることが決まりました。

 

そもそも石破氏は2012年の総裁選以降安倍氏と確執(下記)がありましたが

党内融和と党外へのアピールのために手を組み閣内から支えてきました。

が、「このままダラダラと安倍体制が進めば自身の出世の芽がつぶれる」と

2年後の総裁選をにらみ行動を起こしました。

すぐすぐ表立った動きはないでしょうが

この先任期延長の是非においても

石破氏の一挙手一投足が注目を浴びることになりそうです。

 

【2012年の総裁選】
前回の総裁選は無投票で安倍氏が再選決定。
その前の総裁選のことです。

自民党の総裁選では地方議員の地方票と国会議員の国会議員票の2つがあります。
どちらも同じ1票ですが、いずれの候補者も過半数を獲得できなかった場合、上位2人による国会議員のみでの決選投票となります。
2012年総裁選では安倍・石破の決選投票となり、
1回目の投票で地方票において圧倒し最高得票者だった石破を安倍が上回りました。
決選投票で結果が逆転するのは1956年以来だそうで、この総裁選以降、石破・安倍間に確執ができたと言われています。
(本当のところは知りません)