ほぼ週刊よこやま

ある一人の友達のために始めたニュース解説記事。私の視点から見えるもの。

【トランプ氏指名獲得の衝撃】

日銀の金利政策決定会合で金利据え置きが発表された途端円高に振れた理由とか、

麻生財務大臣円高是正のために介入を示唆してる話とか、

そういうこと書こうかと思ったんですが、やっぱりトランプ指名獲得のニュースはインパクト大きいのでこっちにします。

 

アメリカの国内情勢

米大統領選 トランプ氏とクリントン氏の対決に】

http://mainichi.jp/articles/20160504/k00/00e/030/194000c

と上の記事が示すようにアメリカ国内では

クリントンVSトランプ』という本選挙になることが濃厚となってきました。

民主党のサンダースはまだ選挙戦を行っており、

3日前に行われたインディアナ州での予備選も僅差での勝利を収めていますが、

クリントンが指名を獲得するのはほぼ間違いない情勢です。

 

普通、各党ともに代表の候補者が決まった場合、党を挙げて支持・支援をしますが、

共和党は反トランプで団結した勢力もあり党内は分断状態。

民主党は(過去に色々あった)ヒラリー嫌いの党員がおり、本選挙はトランプに投票する旨を表明している人もいたり。

と、かなり荒れ模様です。

 

今までとは違う指名候補者争い

これまで、予備選での戦い方、各候補者の主張には定石のようなものがありました。

民主党はリベラルな支持者にうけるようなことを言いつつ、

大きな力を持っている金融業界に対して否定的なことは言わない。

共和党は”茶会(=ティーパーティー)”派といわれる

キリスト教原理主義の人たちに配慮した発言をする。

というのが鉄則でした。

しかしながら、今回善戦している民主党のサンダース、共和党のトランプは

両者ともその”定石”から外れています。

特に衝撃だったのが、茶会派からの明確な支持なしに指名獲得にまで至ったトランプです(そう!タイトルの”衝撃”は超個人的衝撃なのです)。

 

茶会(ティーパーティー)派とは

茶会系とも言われたりしますが、

2009年から始まった保守派の運動を支持するキリスト教原理主義者たちです。

この”茶会”という名はボストン茶会事件に由来しており、

ティーパーティーのティー(=TEA)は、

「税金はもうたくさん(=Tax Already Enough)」

の頭文字でもあるそうです(知らんかった)。

彼らの主義主張は、

租税の最小化、オバマが実施した医療保険制度への反対、同性愛や同性婚の反対、堕胎の反対、

などです。

2009年以降共和党の大きな支持基盤となった茶会派は、

保守系政治家に対し強い影響力を持ち続けています。

大統領選挙はもちろん、上下院選挙でも(特に影響力の強い南部では)茶会派の支持なしでは難しい選挙戦を強いられる程になっていました。

 

トランプ躍進に見るアメリカ国内の不満

茶会派にもトランプ支持者はそれなりにいましたが、

彼らをほとんど顧みず指名を獲得したということは

「これまでの政治では何も変わらない!」

という強い行き詰まり感と不満の鬱積があるのだろうと思います。

それがこれまでの保守や革新と少し違った候補者の躍進に繋がったのだろうと思います。

 

共和党はトランプの指名獲得に納得していない議員達が

本選挙に別の保守系候補者を擁立してくるのではないかという憶測がとんでいますが、

それは保守の票を割ることになるため流言飛語の域を抜けていません。

トランプの指名獲得によりさらに混沌としてきた印象の大統領選です。